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2017.07.24更新

土地を貸して土地活用!「定期借地権」とは

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土地は所有しているだけで税金がかかるものです。
有効活用することで税金対策になりますが、例えば賃貸経営を始めるには建築費がかかり金融機関から借り入れをおこなうのが一般的です。

「土地活用はしたいが、借金をするのはちょっと……」と思われる方も多いでしょう。
融資を受けずに始められる土地活用の方法として、所有している土地を貸し出して地代収入を得るという選択肢があります。

ここでは、土地を貸し出す形で土地活用する場合に知っておきたい「定期借地権」についてお伝えします。

「定期借地権」とは

従来の借地権は、土地を借りる人を保護する立場から、借地契約の期間が満了しても正当な事由がない限り、土地の所有者が借地人を立ち退かせることができないものでした。

このため、所有している土地を一度貸し出すと、その土地を半永久的に使えなくなるというケースも少なくなかったのです。
こうした状況を改善し土地の所有者と借地人との平等を図るため、1992年に施行された借地借家法で定められた新たな借地制度が「定期借地権」です。

定期借地権にもとづいた契約では、契約期間の満了とともに借地契約が解消され、更新されることはありません。
つまり、当初定めた期間が経過すれば、貸し出していた土地が必ず戻ってくるというわけです。
これにより、土地の所有者は安心して土地を貸し出せるようになりました。

3種類の定期借地権

3種類の定期借地権

定期借地権は、「一般定期借地権」「建物譲渡特約付借地権」「事業用定期借地権」の3種類に分けられます。
それぞれについて概要をご紹介します。

(1)一般定期借地権
存続期間を50年以上に設定する定期借地権で、建物の用途は限定されません。
契約更新はなく、契約期間満了時に借地人が土地を更地にして返還します。
契約期間が50年以上と長期になるため、短期または中期的な土地活用を考えている方には不向きです。

(2)建物譲渡特約付借地権
存続期間を30年以上に設定する定期借地権で、契約後30年以上経過した時点で地主が借地人から借地上の建物の譲渡を受けることをあらかじめ特約として契約するものです。
地主が建物を買い受けた時点で借地権が消滅します。

一般定期借地権に比べて短期間で契約を終了することができ、建物を買取って借地権を消滅させた後は、家主として賃料収入を得られるというメリットがあります。

(3)事業用定期借地権
存続期間を10年以上50年未満に設定し、住居を除く事業用物件として土地を貸し出す定期借地権です。
契約更新はなく、契約期間満了時に借地人が土地を更地にして返還します。
借地期間を10年から短期間に設定できるため、短期的な土地活用に向いています。
事業用の物件では、住居用よりも高く地代を設定できるケースが多いのもメリットです。

定期借地権の概要と種類などについてお伝えしました。
土地を貸し出す形での土地活用を考えている方は参考になさってください。

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