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2017.07.03更新

どんなメリットがある?「定期借家契約」とは

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借家の契約には、一般的な契約のほかに「定期借家契約」という契約があるのをご存知でしょうか?
通常の賃貸借契約とどのような違いがあるのかと、貸主、借主それぞれにとってのメリットなどをご紹介します。

「定期借家契約」ってどんな契約?

賃貸借の契約は、契約期間を定めその期間が満了になれば契約の更新をおこなう形が一般的です。
この形の借家契約を「普通借家契約」と言います。

基本的に借主は貸主より立場が弱いことから保護され、普通借家契約では借主が住み続けることを希望する場合、 貸主からの解約や更新拒絶は正当な理由(その家に貸主自身が住む必要がある、売ってお金を作る必要があるなど)がない限りできなくなっています。

このため、例えば戻って住む予定のある住宅や売却する予定のある住宅になどは、借家として貸し出しづらいという事情がありました。

こうした状況に対して、賃貸住宅の供給を促すために作られたのが「定期借家契約」にもとづく定期借家制度です。
定期借家契約では契約期間満了をもって賃貸借契約が終了し、更新はおこなわれません。
借主(入居者)が契約期間満了後も住み続けることを希望し、貸主が合意する場合は、再契約をおこなうことになります。

定期借家契約、貸主にとってのメリット

定期借家契約、貸主にとってのメリット

定期借家契約にすることで、貸主は以下のようなメリットを得ることができます。

・一定期間だけ借家にしたい住宅を有効活用できる
いずれ戻って使用する予定のある実家や、転勤の期間中のみ貸し出したいマイホーム、売却を考えている住宅などを借家として貸し出したい場合、定期借家契約にすることで、 契約期間満了とともに入居者に退居してもらうことができます。
入居者の希望で解約できないなどといったトラブルの防止に有効です。

・良質な入居者を募ることができる
普通借家契約では契約期間を1年以上で設定しますが、定期借家契約では契約期間を自由に定めることができます。
例えば、初めて入居する際の契約を半年間の定期借家契約にしておけば、ルールを守らず居住者間トラブルの原因になるような入居者には半年で退居してもらうといったことが可能になります。

定期借家契約、借主にとってのメリット

貸主にとってのメリットばかりが大きいと、借主には魅力がないと思われがちですが、借主にとっても以下のようにメリットがあります。

・賃料が相場より安いケースが多い
定期借家契約では通常の家賃相場よりも賃料を安く設定するケースが少なくありません。
相場より安い賃料で入居できるのは借主にとっての大きなメリットの一つとなるでしょう。

・入居審査に通りやすい
定期借家契約では、基本的に契約期間満了で退居となるため、普通借家契約の場合と比べて入居審査の基準が甘く設定されていることが多いです。
収入や職業、保証人などの都合で入居審査に通りにくい人にはメリットとなるでしょう。

定期借家契約の概要と、貸主・借主それぞれのメリットについてお伝えしました。
所有している住宅の賃貸を考えている場合には、定期借家契約と普通賃貸借契約それぞれの特徴を理解したうえで、いずれの契約が適しているかをご検討なさることをおすすめします。

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